JCT卒業生の日本での生活

ホーチミンのJCT(Japan Construction Technology)コースを卒業し、日本で就業するベトナム人達の記録です。このブログでは、彼らの日本での生活はもちろん、JCTコースの紹介も行います。外国人の雇用を検討しているけど、どうすれば良いのか分からない!という企業様へのガイドにもなれば…と思っています。

来日後にするべきこと

今日は外国人を雇用して、来日後に行わなければいけない事を紹介します。

 

1,在留カードの発行

成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港新千歳空港、広島空港、福岡空港より入国される場合は、上陸許可後にその場で在留カードが交付されます。

その他の空港から入国した場合は、市区町村で住居地の登録の届出を行った後、10日程度で住居地に在留カードが届きます。

 

フック君の場合はソウル経由で宮崎へ来たため、在留カードは来日後2週間くらいして届きました。

一方ソン君は福岡へまず入国してから、国内線で宮崎へ来たので、福岡空港で入国時に在留カードが発行されました。

入国審査の際に、その場で発行されたらしく、時間も5分程度で済んだようです。

 

ちなみに在留カードは法律により、携帯・提示義務があります。外国人従業員には常に携帯することを注意して下さい。

またカードを紛失した場合に備えて、番号を必ず控えさせることも大事です。番号が分かっていると速やかに再発行の手続を受けることが出来るようです。

コピーを取って原本とは別に保管させ、アース社では会社でも保管しています。

 

 

2,住民登録

住居地の市区町村の役所へ住民登録をする必要が在ります。

申請にはパスポート・在留カードが必要です(在留カードの裏に住所が記載されます)。

在留カードが無くても申請することは可能ですが、その場合は登録に時間を要したり、在留カード取得後に再度訪問する必要がある場合があります。

 

 

3,社会保険加入手続き

これに関しては会社の顧問社労士に依頼して下さい。手続きにはパスポートが必要です。

 

4,印鑑の作成

各種申請時や、銀行口座の作成の際に必要になります。

 

5,銀行口座の作成

タンス貯金はさすがに危険ですよね(・_・;)

口座開設にはパスポート・在留カード・印鑑が必要になるので、来日後すぐの作成は難しいですね。

 

6,必要情報の暗記

道に迷った時、職務質問された時、本人の記入が義務付けられた書類を書く時などの為、会社の名称・住所・電話番号、住居の住所を、何も見ずに書けるようになるまで練習させた方が良いでしょう。

アース社では練習シートを作成し、研修期間中は毎日書かせて覚えさせました。

 

これら以外にも、来日してからやるべきことはたくさんあります。

また次の機会に続きを紹介したいと思います。